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VOSTOK vol.2

  • 執筆者の写真: 勝 中
    勝 中
  • 6月4日
  • 読了時間: 2分

VOSTOK vol.2


Editorial Direction & Produce: Sohei Oshiro (Chiasma)

Graphic Design: S

Contributing Edit: Satoshi Taguchi

Sales: Kaori Takayama (Magazine Isn't Dead.), Naohiro Tomura (1729agency)

Proofreading: Takumi Nishiki

Printing Direction: Nobuaki Nagaoka (Dai Nippon Printing Co., Ltd.)

Printing Management: Kazuhiro Kurosawa (Dai Nippon Printing Co., Ltd.)

Printing: Dai Nippon Printing Co., Ltd.


Size: 200mm×270mm

Pages: 324

Binding: Softcover

Publication Year: 2019


特集テーマは、暴力。目に見える“暴力”、見えない“暴力”、なかったことにされている“暴力”…その言葉から浮かび上がる形は様々。それらをファッションストーリーを軸に、小説やインタビュー、論考などを交え一冊にまとめあげている。冒頭、写真家の横田大輔がホテルにカメラを設置し、自身を被写体とする作品を展開する(題して、monitoring)ことから始まり、遠い国での出来事、過去の偉人、写真を撮ることでリアクションを続けるフォトグラファー、我々国民を騙す某政治家など、フィクションのような現実も現実のようなフィクションも並列される。創刊号より60ページボリュームアップされ、カルチャーページの読み応えがぐっと増した。特に私の印象に残ったのは、現代アメリカ小説の研究と翻訳を主として活動する藤井光による「Who Cares? 表現と力、表現という力、表現という名の生」。また、2号目にしてアートディレクターが変更。『VOSTOK』のロゴまで生まれ変わった。高橋恭司、野田祐一郎、守本勝英らによるファッションフォト、Christopher Anderson、Matthew Connors、Rafal Milachの作品とインタビュー、ミヤギフトシ、村上由鶴、IACKの河野幸人、田口悟史、松村正人による“暴力”をテーマにした論考、藤井光が翻訳するナナ・クワミ・アジェイ=ブレニヤーのデビュー短編小説「フライデー・ブラック」、Dashwood Booksの須々田美和によるニューヨーク発のフォトブックレビューに続き、「VOSTOK DISK GUIDE」なる新連載も始まった。初回はLA在住のMILOがお気に入りの6枚を紹介。Luke Meierのインタビューも必見。表紙の被写体であるアーティストの安野谷昌穂の作品も掲載。

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